コラム詳細

2023/09/03

タグ・ホイヤー

独自の機構開発で「時計」と「計時」の新たな可能性を創造

  圧倒的な技術力で斬新な発想を実現
  1860年からの歴史においてタグ・ホイヤーは、早くから夢のような時計の開発に着手し、それを実現し続けてきた。87年には現在のクロノグラフの木基礎にもなっている振動ピニオンの開発で特許を取得し、1911年には自動車の旅程計付きダッシュボードタイマーを発表。その5年後には、世界で初めて1/100秒単位まで計測可可能なマイクログラフで特許を取得。33年には、時速記録計を初搭載したダッシュボード用クロノグラフ、オウタヴィアも発表した。
  こうした創業時からの意欲的な開発を振り返ると、タグ・ホイヤーがいかに「時を計測」することに情熱を注いできたかがよくわかる。実際に1920年のアントワープ大会からは、連続で3回もオリンピックの公式タイムキーパーを務めるなど、多くの世界的なスポーツイベントで公式計時を担当。そのなかでも、モータースポーツの分野においては、現在に至るまでの強い信頼関係を築き上げた。
  タグ・ホイヤーとモータースポーツの絆を最も深めたのは、4代目のジャック・ホイヤーが関わっている。モータースポーツの熱烈なファンだった彼は、1950年代に開かれたアメリカの名門レース「カレラ・パンアメリカーナ・メキシコ」に魅了され、64年にホイヤーカレラを発表。たちまち当時のトップレーサーたちに愛用される大ヒットモデルとなった。カレラの成功を受け、その5年後には、角型防水時計と自動巻きクロノグラフという、2つの世界初を成し遂げたモナコが誕生。当初から時計界で話題を呼び、翌年に公開された「栄光のル・マン」では、主演のスティーブ・マックィーンが着用する時計としてスクリーンに登場。その存在を世界中に幅広く知らしめ、モナコもまたレーサー憧れのモデルとして大ヒットを記録した。
  1960~70年代の時点で、その人気を不動のものとしたカレラとモナコ。この2つのシリーズには、タグ・ホイヤーの創業以来続く、アバンギャルドな時計開発が近年盛んに行われている。カレラは、2006年に1/100秒計測を実現した、毎時36万振動の機械式クロノグラフ「キャリバー360」搭載モデルが登場。一方のモナコもまた、04年に動力伝達をベルトを介して行うという新発想のコンセプトウォッチ「V4」としてその構想が公開された。このモデルは、2010年の創業150周年を目前に、遂に製品化を実現。時計界に衝撃を与えた。
  また機械式に限らず、タグ・ホイヤーはエレクトロニクスの分野でも高い技術力を遺憾なく発揮。最先端技術を駆使したマイクロタイマー クロノグラフやキャリバーSなどで他社を圧倒している。比類なき発想力と、それを実現させる極めて高度な技術力を持つタグ・ホイヤーは、まさに時計界の革命児。創業以来変わらない特別な存在感は、これから先ますます揺るぎないものとなるでしょう。
 

 

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