コラム詳細

2023/12/04

中国 赤猿切手

1980年に発行された中国の年賀切手の赤猿(子ザル)切手は、赤い背景に子猿のイラストが特徴で、毛の1本1本など細部までしっかりと描かれ、金粉がまぶされた子猿の絵は、中国のみならず世界中の切手ファンから絶大な人気を集めています。
これほどまでに人気があるのは、発行枚数が極端に少なかったこともありますが、『文化革命』の影響も受けています。文化革命とは、1966年から1977年まで11年中国で続いた社会的騒乱のこと。この時、政府の政策で中国国内では切手の収集及び輸出が禁止されていました。その為、もともと発行枚数の少なかった赤猿の希少価値がさらに高まり、現在の価値まで上昇しています。
あまりの希少価値から、中国の切手ファンの間では「郵便物に赤猿切手を貼ると郵送中に郵便物が盗まれてしまう」という噂が広まったほどでした。


本物と偽物(模造品)の見分け方

そんな人気で価値が高い赤猿切手ですが、あまりにも高額で取引されることから贋作が多く出回っています。本物と偽物の違いは、

『贋作は猿の顔の部分を拡大すると薄くドット柄が見える』
『本物は文字に使用されているインクが若干盛り上がっている』
『本物の目打ちはバラバラなのに比べて、贋作は均等に目打ちが入っている』
『本物は赤猿の絵に使われている赤色が鮮やか』
『文字の字体が違う』
『切手の裏が新しすぎないか、、』


まとめ

このほかにも真贋を見極めるポイントはありますが、中には精妙に作られた贋作もある為、正しい知識をもった査定士がいる業者がオススメです。


中国切手をお持ちで、ご売却をお考えのお客様!是非買取大吉ゆめタウンサンピアン店へご相談ください。

 

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