2023/12/09
明確な定義がアンティークにはありません。実は腕時計の場合は、人によってアンティークの定義が違うのです。ただ、一般的に腕時計の世界では1970年より前に製造されたものを指すことが多いです。1970年というと中途半端な印象があるかもしれませんが、事実この時期にちょうどクォーツ時計が誕生した時期となります。故に、クォーツ時計かどうかがアンティークであるかの境目となることが多いのです。
クォーツ時計とは、電池式の時計になります。それ以前は機械式時計が手中であり、その中で自動巻きと手動巻きに分類されています。クォーツ時計は単純に電池で駆動するだけでなく、そもそもの構造が異なっています。
ロレックスは、創業時より機械式時計に徹底的に拘ってきました。近年では、クォーツ時計を通り越してスマートウォッチが流行しており、高級ブランドでも積極的に導入されています。ただ、ロレックスでは今なお機械式時計にこだわり続けています。それは、高い技術力がなくして機械式時計は作る事ができないからです。機械式時計は、大小様々なパーツで構成されており、その一つとっても精密性が求められます。ロレックスでは、それぞれのパーツを図面通り作成し、また寸分の狂いもなく組み立てることによって狂いのない時計を作ることができるのです。今や、他のブランドでは真似できないポイントであり、ロレックスの魅力なっています。従って、クォーツ時計に手を出すことはないのが実情です。それでも、1970年以前に製造されたものを他のブランド同様にロレックスでもアンティークロレックスと呼ぶことが多いです。
ロレックスは、年代を問わず人気のブランドですが、その中であえて古いロレックスがなぜ人気なのでしょうか?それには、他にはない魅力があるため高価買取となるケースが多いのです。
■独自のデザイン性!
ロレックスは、高度な技術力を基に普遍的なデザインが人気です。一方、各モデルにおいて絶妙にデザインなどが変更されています。ロレックスの腕時計は、職人が手作業で作り上げるモデルが多いのですが、職人の個性が色濃く反映されているものがあります。世界に一つのロレックスが楽しめるのが魅力的です。また、モデルチェンジによって消えたデザインも多数あるので、それを手に入るというのもアンティークの良い点であります。特に大きな違いとなるのが、文字盤です。文字盤は、時代背景によって大きな違いがあるので、ピンポイントでこの時期の文字盤が好きという方にとっては、アンティークロレックスが視野に入ります。
■ヴィンテージならでは魅力がある!
ロレックスはとても頑丈で長持ちする腕時計で、何十年も使い続けていると徐々に劣化してくるのも事実です。例えば、文字盤に多少なりともくすみなどが出てくるのですが、それが良い味となって映るものです。デニムでも、年月をかけた色落ちによって人気が高まるのと似ていますね。また、新聞が日に焼けて茶色くなったような感じで、レトロ感が増しているものが人気です。適度に発生したサビなどもアンティークロレックスにしかない味わいとなっています。サビは腐食にもつながるので一般的には敬遠されるのですが、適度なサビ加減はアンティークロレックスでは魅力のひとつとなっています。
●エクスプローラー
1953年に誕生したエクスプローラーも、アンティークロレックスとして人気のモデルです。初代モデルから数世代はあまりに市場に出回ることがないのですが、Ref.1016はアンティークとして多く流通しています。
●GMTマスター
スポーティースタイルの時計がほしい方に人気なのがGMTマスターです。第2世代のGMTマスターとして誕生したRef.1675が特にレアモデルとして人気で、ロングセラーとなっていますが時代によって微妙に仕様が異なっているので年代によって価値が大きく異なります。
●サブマリーナ
サブマリーナは、初代が1953年に誕生しています。ダイバーズウォッチとして人気となっていて、高い防水性を誇っています。特に、初代モデルは絶大な人気を誇っており、数千万円で取引されているものもあります。また、レアモデルが多いことでも知られており、特にSUBMARINERの表記が赤い赤サブと呼ばれるモデルは、激レアで高額取引されています。防水性が高いということで、過酷な環境で使用されていたことによって適度なくたびれが発生して、それが良い味となって高値になるケースもあります。
●デイトナ
アンティークロレックスの王様と呼ばれているのが、デイトナです。その中でもRef.6241はとても希少で、1,000万円を超える買取価格となることもあります。
アンティークロレックスを買取に出すとなった場合、どんな点に気を付ければいいのでしょうか?アンティークロレックスは、時計として本来得たい時間を表示させる機能を求める方だけでなく、デザインそのものを気に入って購入される方もいます。よって、もし故障して動かいないロレックスであっても、買取対応してもらえます。故障していても買い取ってもらえます!よって、もし故障して動かいないロレックスであっても、問題なく買取対応してもらえます。ここで注意したいのは、故障している箇所を修理する場合、高値になるかどうかです。例えば、オーバーホールすることで確かに動くようにはなりますが、部品を交換する可能性もあります。部品が変わると、オリジナルではなく修理品という判断がされてしまい、価値が下げる可能性があり、アンティークロレックスとしての価値を失うことがあります。先ずは、そのままで査定を受けてみることをおすすめします。
■可能なかぎりきれいな状態で査定を受ける
アンティークロレックスは、くすみや変色、錆などが良い味となって価値が高まる可能性があります。ただ、単純に手垢で汚れていたり汗まみれで汚れているのとは違います。査定を受ける際は、時計を傷つけないように最低限の汚れを極力落として受けるようにしましょう。
乾いた布で軽く拭き取る方法がおすすめです。ただ、防水性に難がある時計の場合は水で洗い流すと水の侵入を許してしまうことになるので要注意です。
今回は、アンティークロレックスについて紹介しました。資産価値という観点でもとても魅力的なアンティークロレックスですが、その価値をしっかりと理解したところで売却することが重要です。買取店によって査定額に開きがあり、アンティーク ロレックスと評価されず、中古品とし評価を下げてしまうこともあります。アンティークロレックスの価値をしっかり判断し、適正な査定ができる信頼できる買取店をご利用することをおすすめします。
ロレックスご売却の際は、是非当店買取大吉ゆめタウンサンピアンテン店をご利用ください。
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