コラム詳細

2023/12/20

スイス発祥の歴史ある時計【ティソ】

ティソの歴史、精巧な時計に込められている思いとは

ティソの歴史は年代的に見ても、非常に古い歴史のあるメーカーです。ティソの歴史は1853年のスイスから始まります。当時は家内生産の懐中時計が全盛の時代でした。そんな中、ここに作られていた時計をいかに品質を揃えて量産するか腐心しながら技術革新をすすめたのがスイスの老舗メーカー「ティソ」です。

また、様々な用途で使用いただけるカジュアルウォッチからスポーツウォッチ、懐中時計に至るまで販売を行っており、多方面から高い支持を受けています。さらに生産方法や、機能等様々な改良を加え、1930年には防磁機能を備えた時計を開発し、近代的な技術や、生産力を持つ時計メーカーとしての地位を確立しました。このように世界初の開発を度々行ってきたティソは、スイスを代表する時計メーカーであることは明らかです。

ティソが開発した世界初の防磁性能

ティソが開発した防磁性能について深掘りしていきます。時計業界を引っ張ってきたティソですが、時計の業界全体に産業衰退の危機があったことがあります。その時、ティソは過去にない革命的な時計を開発することによってその危機を幾度も乗り越えてきました。実は防磁性能の時計が開発される前までは、時計は磁石に弱いという世間一般にはありました。

そんな中ティソは、防磁性能のある時計を開発し、世界の人々を驚かせました。ティソの時計職人たちは、様々な強さの磁場を作り出せる機械を開発し、その機械を使って何度も何度も研究を重ねました。そして世界初の時計として1930年に防磁性能を持つ時計を開発し、世に初めて送り出したのです。ティソの1から時計を生み出すその開発力、魂は時計全盛の現代においても受け継がれています。

トップブランドとしてのティソ

ティソが開発した時計、「アンマグネティック」は、世界の基準を変え、他メーカーもその性能に注目し、競争、開発する分野へと発展しました。磁力が発生する場で時計の精度の低下が起こらないという新しい時計は、世界中の人々を驚かせました。ティソは世界のトップブランドとして成長し、その後も様々な新しい時計を開発していきます。

1900年代半ば以降には、ぜんまい式が主流であった業界の基準を機械式を持ち込むことによって、おおきく変えました。その時代にあった追随する開発ではなく、自身がパイオニアとなって開発に臨む姿勢が今のトップブランドとしての地位を支え続けていたのです。

ティソの現代における技術

ここで、ティソの現代における代表的な技術をご紹介します。

 

「POWERMATIC80」

こちらの自動巻きの根幹にあたるムーブメントはなんと80時間もパワーリザーブをもちます。三日間つけていなくても止まらない時計と言うことですね。他社と比べても革新的で高性能なムーブメントです。

 

「SUPERLIMINOVA」

時計にとって視認性を確保することは極めて重要です。一部部品にSUPERLIMINOVAという素材が使われています。文字盤や梁などの目に見える要素に塗装され、時計は蓄光して暗闇で光ります。

また、ティソはスイス公認クロノメーター公認協会が認めたCOSC認定を受けた時計を提供しています。なんと15日間にも及ぶ精度、耐磁性、耐衝撃性など最も厳格な検査を実施し授与されているそうです。ティソの技術を追っていく姿勢や、技術開発魂は現代にも生きていると言えそうです。

まとめ

ティソは時計メーカーの激戦区、スイス発祥ながら、お手頃な価格帯で販売されており、様々な人の手に渡りやすい時計です。男女問わず、様々な場面でお使い抱ける時計です。また、世界初の防磁性能を開発したメーカーでもあり、現代においても進化を続けているメーカーです。皆様も是非ティソの時計を手に取って、スイス時計の良さを感じ取ってみてください。きっと新たな出会いがあるはずです。

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