2024/02/09
しっかりとした作りが特徴的な自社設計そして自社製造によるムーブメント、精度を追求するためのテンプやヒゲゼンマイ等パーツへのこだわり、ロレックスならではの品質追求によって高いレベルの堅牢性、耐久性、精度を実現しています。
◆ケース製造へのこだわり
メンテナンスの度に研磨を繰り返しても、形状が保ちやすいロレックスのケース造型は、美しいケース仕上げで知られる「パテックフィリップ」と同様に、鍛造によって作られています。金属の塊を削って形を作る切削と違い、鍛造による造形では、何度もプレスをして仕上げることで金属の密度が高くなり、堅牢で磨いた時にも美しく、滑らかな仕上がりになります。時計メーカーでは一般的には切削でケース製作が行われますが、切削は文字通り金属を削って作成しますので金属の目は詰まりません。金属密度の高い鍛造ケースで、永年にわたって使い続ける事が出来る堅牢なオイスターケースは、ロレックスのデザインを支える要となっています。
◆素材へのこだわり
一般的に時計用のステンレスの素材は、オーステナイト系ステンレス鋼が使用されます。例えば堅牢なダイバーウォッチで知られる「パネライ」には、ステンレスにモリブデンを添加し、耐蝕性を高めた高級ステンレス316Lが用いられています。316Lはクロムの含有量が18%と多く、素材を錆や腐食から保護する薄い膜「不動態皮膜」を形成します。
しかし、ロレックスではさらにクロム含有量(21%)が多く、強度、腐食に強い904Lという窒素を含んだステンレス鋼を使用しています。904Lは耐久性や耐蝕性に優れたスーパーステンレス。本来は化学装置の材料に使用される素材であり、強い酸やアルカリにも侵されにくい優れたステンレスです。非常に高価な素材なので、他のメーカーが使用すると時計単価が非常に高くなってしまうようです。904Lステンレス鋼を鍛造にて成形するには大型のプレスマシンが必要ですが、その高額な設備投資をしてまでも最高のものを作るロレックス。最新が最良と言えます。
また、近年流行のローズゴールドにおいても、ロレックスは改良を加え、新しい合金を開発しました。通常のローズゴールドでは、海やプールに含まれる塩素にさらされると時間がたつにつれて表面が変色し、元の色合いが損なわれてしまいます。そこでロレックスはローズゴールドに少量のプラチナを加えた「エバーローズゴールド」を開発し、経年変化による色の劣化を防いでいます。実際着用するとほとんど気付かない部分ではありますが、ほんの少しの違いでも、トップブランドとしての姿勢、素材へのこだわりが伺えます。
◆針・インデックス
超高級ブランドを除き、一般的には針の素材の上にメッキを施し、錆や腐食を防いでいます。しかし、ロレックスは、全ての時計にゴールド製の針・インデックスを使用しています。仕上げに手間をかけることで面が平滑でエッジがしっかりと立ち、立体的で美しい仕上がりとなっています。視認性を確保し、実用性と美しさを兼ね備えています。
◆リューズ・チューブ
リューズについては腐食を防ぐため1997年頃からステンレス無垢材、金無垢材を使用するようになりました。ねじ込み部分の金属製チューブは操作性を考え、先端部のネジを切っていない箇所があり、これによりリューズの解除、ねじ込みがスムーズに行える工夫がされています。
一般的に市販されている腕時計は、寿命が約10年と言われています。高級腕時計は一生使えると耳にすることも多いですが、ロレックスの寿命はどれくらいなのか。ロレックスで機械式ムーブメントを採用しているモデルの場合、ゼンマイや歯車を用いて動力を確保します。これらの部品は劣化により不具合が生じることもあります、それは部品を交換することで賄うことが可能です。それでも基幹部分が摩耗したり、壊れたりすると寿命となります。正しく使用したときの寿命は半世紀(50年)ほどと言われているため、これだけ長い間使い続けられるならば一生モノと言って良い物です。
ロレックスは他の高級時計ブランドよりも、精密性や耐久性を重視しているブランドと言われています。新しいモデルほど最新技術が注ぎ込まれているので、最新作が最も良い物とも言われます。そのため、できるだけ長く使いたいなら最新作を買うのがおすすめです。そして、購入し使用し始めたらこまめに外装を掃除したり、定期的に点検に出したりと、メンテナンスを欠かさないことでよい状態を保つことができます。
ロレックスは1905年にイギリスで創業されて以来、一貫した設計思想を持って時計を製造してきました。創業者のハンス・ウィルスドルフは、懐中時計が主流の時代から腕時計に目を付けていたそうです。しかし、その頃の腕時計は懐中時計にストラップを付けたもので、耐久性は低く、防水性能はありませんでした。デリケートで常に気をつけていなければ、すぐに壊れてしまうものだったと言われています。それでも腕をかざせばすぐに時間が確認できる腕時計の利便性はこれからの主流になると確信し、1926年に今では伝説的なプロダクトとなった「ロレックスオイスター」を発売しました。
オイスターは世界初の防水性能を備えた時計です。スチールをくり抜いて作った時計盤は頑丈さで他の製品を大きく引き離しました。オイスターが登場してから100年近くが経ちましたが、ロレックスの設計思想はそこから一貫してぶれていません。ロレックスのテーマは「タフネス」と「精度」、そして「デザイン」が三位一体となった高級時計の制作であり、多くの時計愛好家たちから好まれています。
そのスタイルが落ち着きと洗練を見せ始めた1950年代前後に現代のコレクションの核となる部分の大半が誕生していま、これらの変えるべきところを変え、変える必要のないところは変えない姿勢を貫きながら、ひたすらにより高いタフネスと高精度を目指して時計作りに励んできたのです。
●ロレックスは新しい時計ほど、より丈夫にできている
いくつかのモデルにも使用されているメタルブレスレットは頑丈性を発揮します。堅牢性と信頼性が高まり、デザインがシックで高級感が漂います。鍛造によるケース製造がより進化しています。多くのメーカーは金属の塊を削る切削加工を行いますが、ロレックスは一貫して鍛造を採用。これは何度もプレスして仕上げるという時間のかかる作業です。これによってロレックスが誇る高い堅牢性や耐久性、そして滑らかな仕上がりを生んでいます。この他にもロレックスにはスーパーステンレスやゴールドの針、ステンレスのリューズやチューブなど各素材においても最高峰のものが使われていて、部品の劣化や摩耗を防いでいます。
つまり、より丈夫になるようにしかディテールを変更してこなかった、ということはより新しいものの方がより丈夫にできているので、これが常に実現できているからこそ、「最新が最良」というロレックスならではの定義が生まれたのです。ロレックスの「寿命」が気になるあなたなら、迷わず最新モデルを選ぶべきです。
●ロレックスの寿命を延ばす方法
ロレックスの寿命を延ばす為には「使い方」「扱い方」のポイントを押さえておくと良いです。ロレックスの寿命を延ばす為には定期的なメンテナンスが必要です。この「メンテナンス」とは定期的なオーバーホールがメインであることを意味します。使用する状況によっても多少異なりますが、メーカーであるロレックスは3年~4年に1回オーバーホールすることを推奨しています。
定期的にオーバーホールをしなければならない事を分かっている人は多いですが、実際にきちんとオーバーホールを行っている人は意外と少ないものです。
定期的なオーバーホールをする事で確実に寿命は延びるのです。その理由は、定期的なオーバーホールによって時計のムーブメント内部の油切れや内部の部品の擦れ(摩耗)を防ぐことが出来、パーツの傷みを軽減させるのです。たまに、「購入してから1度も使っていないから問題ないよ!」と言う方もいらっしゃいますが、使っていない状態でも、機械の内部は油の乾きや劣化が発生していくので、定期的なオーバーホールは必ず必要になるのです。
●水分の除去
時計にとって大敵なのは「水分」「湿気」です。ロレックスも日々進化し、劣化しにくいステンレススチールなどを積極的に採用していますが、時計が濡れたままでは「サビ」の原因になります。時計着用後は必ず水分をふき取るように心がけましょう。また、水分だけの問題ではなく、皮脂汚れが付着したまま自然乾燥するのもNGです。
皮脂汚れがついたままだと乾燥するスピードが遅くなり、サビや腐食の原因となります。
サビや腐食によって時計の外側にダメージを受けると隙間が発生し、最悪の場合、内部の機械に致命的なダメージを与えてしまう可能性が出てくるのです。雨の日に時計を着用して濡れた、汗をかいて時計が濡れた、リューズに水がかかったなど、時計に水分が付着した場合は、使用後にファイバークロスやセーム革で必ずふき取ることが寿命を長くするポイントの1つです。
ロレックスには様々な最先端技術が使われています。ロレックスのもつ高い頑丈性や堅牢性により、普段使いするぐらいでは、壊れることはまず心配ありません。その頑丈さの背景には、創業以来の一貫した設計思想がありました。ただし、長く愛用するには定期的にメンテナンスが必要であり、オーバーホールなどを行うことで寿命はさらに延ばすことができるでしょう。せっかく購入した高級時計なので、メンテナンスを怠らず大切に使用し長い間楽しみたいです。
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