コラム詳細

2024/03/02

ルチルレイテッドクォーツ

ルチルクォーツの宝石の属性について

名前はルチルクォーツやルチルレイテッドクォーツと呼ばれています。英語で、Rutile quartz/Rutilelated quartzです。日本語ですと、針入り水晶と呼ばれています。色は、透明、金色、赤色、茶色、銀色、黒です。グループはたくさんありますので、抜粋して紹介致します。

クォーツ、アメシスト、シトリン(シトリンクォーツ)、ローズクォーツ、モーリオン(モリオン)、ミルキークォーツ、スモーキークォーツ、レモンクォーツ、グリーンクォーツ、カルセドニー、ジャスパー、カーネリアン、アゲート(アゲード)、クリソプレーズ、オニキス(オニクス)、サードオニキス(サードオニクス)、ブラッドストーン

硬度は、7です。光沢は、ガラス光沢・金属光沢が見られます。化学成分はSiO2です。結晶系は、三方晶系(六方晶系)になります。誕生石は8月です。宝石の言葉は「洞察力」「真実」「家内安全」です。意味としては、「優れた洞察力と真実を見分ける力を持つ。家族・家庭の平和を保つ。」という意味になります。ルチルは、あのダイヤモンドよりも高い屈折率を誇ります。屈折率は”輝き”に影響を与えるものですが、数値としてはダイヤモンドよりキラキラしていることになりますね。ただ、ルチルはダイヤモンドのように透明感があるわけではないので宝石として扱われることはありませんでした。ようやくその美しさが評価されるようになり、ルチルクォーツとして圧倒的な地位を確立することになったわけですね。自らの魅力を磨き続けると、いずれそれは評価されるということですね!金運アップの代表的なパワーストーンとして挙げるのに相応しいですね!

ルチルクォーツの産出国・原産国

キラキラと輝く細い針金のような内包物が入った水晶であるルチルクォーツ(ルチレイテッドクォーツ/ルチルレイテッドクォーツ)は、世界の様々なエリアから産出していて、日本でも山梨県で見つかっています。中でも良く知られた有名な産出国には、南アメリカに位置するブラジルが挙げられます。ブラジルの南東部にはミナスジェライス州という地域がありますが、ここは水晶の採掘が盛んな地域です。採掘された水晶は各国に輸出されています。水晶を採掘するための鉱山があり、産出される水晶の中にはインクルージョンを持つルチルクォーツも見つかっているのです。また同じように水晶を採掘するための鉱山があるアメリカ合衆国の南部に位置するアーカンソー州も、ルチルクォーツを産出しているエリアとして有名です。ルチルクォーツを産出している地域は他にも様々なところがありますが、その1つはロシアです。さらにスイスやフランスなどでもルチルクォーツは採れることがあります。それに中国やマダガスカル、オーストラリアなども産地として知られています。これらは水晶の産出地でもあるのが特徴です。ルチルクォーツは金紅石のインクルージョンが入った水晶ですが、そのような金紅石入りのクォーツと入っていないクォーツは産地もほとんど共通しているのが特徴です。

ルチルレイテッドクォーツの特徴・特性

ルチルクォーツは、二酸化ケイ素が結晶することでできるクォーツ(Quartz/石英・せきえい)の内包物として、針状結晶のルチル(Rutile/金紅石・きんこうせき)が入った石の宝石名です。金色のルチルの入ったものがメインの宝石ですが、他にもカラーレパートリーがあります。また、まれにルチルの繊維により猫の目のような光の筋が現れる、キャッツアイ効果のある石も見られます。

■様々な形状のルチルクォーツ
ルチルクォーツのインクルージョンの色は、大きく分けてゴールド・レッド・ブラックの3つです。その色や、インクルージョン(内包物)として入るルチルの形状で別名が付けられ、流通しています。なお、3色のカラーに共通するルチルの名称として、直線的なインクルージョンのことをキューピットダーツ(Cupid darts/キューピットの矢)と呼んでいます。
・ゴールドルチルクォーツ
針や髪の毛のような細さの、金色のルチルが入ったものをゴールドルチルクォーツといいます。この色のルチルの入り方で、さらに細かい別名がつけられています。
・タイチンルチルクォーツ
ルチルが束状もしくは板状になって入っているものです。
・ヴィーナスヘアルチルクォーツ
ブロンドヘアのようにしなやかに湾曲したルチルが入ったものです。
・レッドルチルクォーツ
赤色や赤褐色のルチルが入ったものを、レッドルチルクォーツと呼びます。綺麗な赤色のものは産出量が極端に少ないため、希少なルチルクォーツに分類されています。
・ブラックルチルクォーツ
内包されるルチルが黒いものを、ブラックルチルクォーツと呼びます。
同じブラック色のインクルージョンが入るものにはトルマリンインクォーツがありますが、前者のブラック色はよく見ると赤みや茶色みを帯びているのに対し、後者は濃グレーからブラックと赤みのないものになることから、判別は可能です。

ルチルレイテッドクォーツの価値

ルチルクォーツは、インクルージョンの入り方がひとつひとつ異なる「オンリーワン」の宝石です。そのため、ルチルの入り方や色、ルチルの多さ、輝きなどをチェックする項目も多くなります。明確な基準はないため、最終的判断は総合的に見たときの美しさになることの多い宝石になります。ルチルクォーツは透明な水晶などが長い年月をかけ結晶化したものです。その際に偶然にも針状の金線が形成された天然石なのです。そのため、ルチルクォーツは別名「針水晶」とも呼ばれており、非常に希少価値の高いパワーストーンとしても知られています。このルチルクォーツには様々な種類があるため、使用目的に合った種類を選択することができるため、増々人気や知名度がアップしています。金線の針が細かく多く入っていればいるほど価値が高くなり、その結果が値段にも反映されるというわけです。この金色の針が「金線」となり、またの名が「金銭」となることから、持ち主の金運やギャンブル運、勝負運アップに効果を発揮すると言われています。天然石の置物の価値という部分では、やはり大きさになるかと思います。大きければいいというわけではありませんが、大きいということはそれだけ大きい原石から完成させたものだということになり、その大きい原石自体が現在市場から少なくなってきておりますので価値が高まります。それに加えて品質も上がれば、その価値こそ世界に一つだけの超一点物になるのです。ブレスレットなどでもそうですが、大きくて高品質なものこそ最高峰だと言えるのは市場にないからだというのが一番の理由です。さらに近年では、ルチルクォーツの原石を小さいビーズに大量生産してしまう傾向にあり、なかなか大粒のビーズも少なくなってきております。大粒のビーズもすくないですから、大きい置物となれば、希少価値はさらに高まるのです。

■ルチルクォーツの共通価値
一般的には以下のような宝石が高評価になります。
・クォーツの透明度が高く、ルチル以外のインクルージョンがないもの
・ルチルの入り方に偏りがないもの
・ルチルの色に曇りが無くビビットで輝いているもの
・ルチル率の高いもの
・カボションやラウンドの場合、シンメトリーにカット(研磨)されているもの

◆一般的な低評価のものは以下のような宝石です。
・ルチル率が少ないもの
・ルチルが偏って入っているもの
・ルチルの色がくすんでいたり艶がなかったりするもの
・クォーツの透明度が低いもの
・ルチル以外のインクルージョンが目立つもの
・クラック(ひび割れ)や欠けなどがあるもの
・クォーツの透明度が劣るもの

●ゴールドルチルクォーツの価値
ルチルの色がゴールド色に近く均一で、綿毛のように輝いて見えるものほど評価は高くなります。なお、タイチンルチルで色が鮮やかなもの、ルチルが多く全体を覆うように煌めいているものはさらに評価が高くなります。
●レッドルチルクォーツの価値
ルチルの赤みが強いものほど高評価になります。
●ブラックルチルクォーツの価値
ルチルが黒くなり、宝石質で産出されることは非常にまれです。
そのため、黒いインクルージョンになることもある針状トルマリンが入ったトルマリンインクォーツがブラックルチルクォーツとして流通することがあります。
しかし、価値では10倍以上の開きが出る事もありますので、注意が必要です。
キャッツアイ効果の価値
ルチルクォーツでは、ルチルがクォーツを覆うほど入ることでキャッツアイ効果が生まれる石があります。宝石の質が同等だった場合、キャッツアイ効果のある石はプラス評価となります。

ルチルレイテッドクォーツのお手入れ方法と保管方法

ルチルクォーツを使用したアクセサリーやジュエリーのお手入れ方法・保管方法についてご紹介いたします。なるべくなら、傷つかないで、綺麗な状態を保っていたいですよね。まず、お手入れする際ですが、基本的には柔らかい布で乾拭きをすることをおすすめしております。これは、どんな石でもそうです。基本的なお手入れ方法になりますので、覚えておくといいでしょう。なぜ、柔らかい布がいいかといいますと、柔らかい布であれば、表面に傷が付くリスクを減らすことが出来るからです。ルチルクォーツのモース硬度は7という比較的に硬い石ですが、硬いものが擦れると傷が付く可能性が高いからです。そのようなことを避けるためにも、傷になりにくいような柔らかい布で汚れを拭き落とすのがおすすめです。もし、汚れが落ちにくい場合には、少量の水を使用し汚れを拭くという方法でも問題ありません。もし、この方法を使用する場合は濡らした布をよく絞ってから使用するようことをおすすめしております。アクセサリーやジュエリーなど、日ごろから身に着けているルチルクォーツは、汚れをすっきりさせたくて、水洗いしたい場合もありますよね。しかし、アクセサリーやジュエリーなどで加工されているものは、水洗いを避けた方が良い場合が多いです。例えばですが、穴の開いたビーズ状のものは穴の中に入った水分を取り除きにくく、パーツが劣化してしまう可能性があるからです。なので、アクセサリーやジュエリーなどで、加工されているルチルクォーツについては、水洗いを避けるように柔らかい布で乾拭きしてあげるといいでしょう。次に保管方法です。ルチルクォーツを保管する際は、傷が付かないように気を付けてしまっておくことがおすすめです。他の金属製のアクセサリーやジュエリーなどと一緒にして保管しておくと擦れて、傷が付いてしまう可能性があるからです。ルチルクォーツはルチルクォーツだけのジュエリーBOX等で、保管するのがいいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ルチルクォーツをお手入れする際には、柔らかい布で乾拭きするのが一番おすすめですが、よく絞った布を使って水拭きする方法でも大丈夫です。収納する際は、傷つかないように保管してください。「買取大吉」では、ルチルクォーツのような、宝石類・ジュエリー等もお買取り可能です。査定は無料ですので、お気軽にご相談ください。お待ちしております。

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