2024/03/23
いまや世界中でロレックスの時計が引っ張りだこです。現在ロレックスのほぼすべてのモデルの価格が急騰しています。ブランドが提供する最新の値上げについては多くの話がありますが、その価格高騰の波はヴィンテージのロレックスにも及んでいます。これらのモデルの一部は非常に高価になり、ごく限られた人々のみが手にすることができます。そういったモデルが、なぜそこまで人気があるのかを見ていきましょう。
デイトナは最も人気のあるモデルです。このモデルを語るうえで欠かせないのが、ポールニューマンモデルです。ポール・ニューマンのモデルは、コレクターの間で非常に人気がありましたが、その市場価格は法外といえるほどに高額です。
「ポール・ニューマン」の特徴的なエキゾチックダイヤルは、黒または銀の文字盤を備えたオリジナルバージョンよりも独創的です。デイトナは販売初期の生産量が少なく、その後人気が爆発したため市場流通量も少なく希少性が高いことも特徴的です。本人着用のref.6239は、オークションで1780万ドルで落札されました。
この時計も、伝説的な俳優に関連付けられています。ロレックスサブマリーナRef.6538「ビッグクラウン」は、ジェームズ・ボンド役のショーン・コネリーが着用していた時計です。
「007は殺しの番号」、「ゴールドフィンガー」でコネリーが着用していたロレックスサブマリーナーは、彼自身の時計だったと言われています。サブマリーナー以外にも、ジェームズ・ボンドは様々なブランドの様々なモデルを着用しており、ジェームズ・ボンドというテーマで時計をみてみるのも面白いです。
サブマリーナーRef.6538とサブマリーナーref.6536、この2つの時計の主な違いは、リファレンス6538の拡大されたリューズにあります。また、リファレンス4行のサブマリーナーは、ロレックスサブマリーナーで初めてクロノメーター認証を取得したムーブメントを搭載したモデルでもあります。
ロレックスGMTマスターref.6542は、映画「ゴールドフィンガー」でオナー・ブラックマンがプッシー・ガロア役で出ていた時に着用していた、青と赤の GMTマスターです。映画でGMTマスターを見るのは素晴らしいことですが、ブラックマンが着用している様はとても魅力的です。
当時、このサイズの時計を着用する女性はほとんどいませんでしたが、プッシー・ガロアというクールなキャラクターにぴったりハマっています。結局のところ、ロレックスGMTマスターは、パイロットが同時に2つのタイムゾーンを把握できるように作成されたものです。青と赤のベゼルに影響を与えたのは、有名なパンナム航空でした。
この青と赤のコントラストはGMTマスターにおいて特に人気があります。この2つの色の組み合わせを24時間スケールは非常に魅力的なコントラストが特徴的です。ベークライトベゼルはロレックスの素材の中では、簡単に割れることで知られています。
この点ではヴィンテージのいいコンディションをみつけるのは難しいかもしれません。GMTマスターのデザインについてもう一つ言えることは、ブランドの他のモデルと比較しても、何年にもわたってほとんど変わっていないということです。
象徴的な時計のもう1つのサブマリーナー、COMEXモデルです。COMEXとは、潜水作業専門会社Compagnie Maritime d'expertisesのことです。同社は1970年から 1997年にかけてロレックスと協力し、COMEXダイバー向けの最高のダイビングウォッチを作成しました。この27年間のコラボレーションの中で、ロレックスはサブマリーナーとシードゥエラーシリーズから合計9つのCOMEXウォッチを製造しました。
これらのモデルは、文字盤のCOMEXロゴで簡単に認識できます。もう1つの重要な機能は、ヘリウムエスケープバルブの存在です。ヘリウムエスケープバルブは、水中で時計のガラスにかかる圧力を相殺するため、時計の内部に蓄積されたヘリウムを浸漬中に排出することを可能にします。プロのダイバーにとって非常に重要な機能です。
最も切望されているロレックスCOMEXは、間違いなくサブマリーナーモデルです。COMEXチームのために特別に製作されたのがこのref.5514なのです。
ロレックスの伝説ともいえる時計をいくつか紹介します。ご購入の際の参考になれば幸いです。
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