2024/04/02
・名前:アベンチュリン
・英語名:Aventurine/Green aventurine /Green aventurine quartz
・和名:砂金水晶/砂金石英/砂金石(さきんせき)
・色の種類:オレンジ、緑系、白、黄、赤系、透明、青系、桃色、褐色
・硬さ(モース硬度):7
・光沢:ガラス光沢
・化学成分:Si2
・結晶系:六方晶系、三方晶系
・宝石言葉:沈着、安眠・恋のチャンス・安眠・勇敢
・誕生石・守護石:牡牛座・牡牛座の守護石
・意味:夫婦または恋人同士には円満の石。また恋愛チャンスをつかむ石と言われていおり、これからの恋愛をよくしたいと願う方に愛されています。
・グループ(種・変種):クォーツァイト、石英(アメシスト、ローズクォーツ・スモーキークォーツ、水晶、シトリン、モリオン、ミルキークォーツ、レモン水晶、など)カルセドニー、アゲート
1 産出国ジンバブエ 産地:全域
2 産出国ロシア連邦 産地:シベリア/Siberia
3 産出国ブラジル 産地:全域
4 産出国タンザニア 産地:全域
5 産出国アメリカ産地 :全域
6 産出国インド 産地:全域
砂金石の特徴となる、キラリと輝く内包物があることを意味している、光学効果の「アベンチュレッセンス」が語源です。その語源は18世紀のイタリア・ベニスのムラノ島にあった一軒のガラス工房でうまれました。
色ガラスを作っている過程で職人さんの不手際で銅くずを落としてしまったことにより、キラキラとした輝きを放つ内包物の入ったガラスができたことから、「ア ベンチュラ/a ventura(偶然に)」といわれています。
※ガラスに落ちた“物”に関しては、諸説が多々あり、その中には「銅の鍋」が落ちたと記載されている文献もあります。
その時に生まれたガラスは「ゴールドアベンチュリン・ガラス(茶金石)」でした。他にも赤色、青色、緑色があり、よくみられるのはグリーン アベンチュリンです。一般的にアベンチュリンと言えば、「グリーン アベンチュリン/グリーン アベンチュリン クォーツァイト(Green aventurine /Green aventurine quartz)」のことを意味します。
「ヒマラヤ アベンチュリン」と呼ばれている鉱物に関しても、このグリーン アベンチュリンを指している別名となります。インドで多く産出されているグリーン アベンチュリンは、翡翠(ひすい)に見た目が似ており、翡翠よりも安価にあたるため、代用品に使われたりしていました。その経緯から、「インド翡翠」と呼んだりしますが、これはフォールス・ネーム(※1)で、翡翠とアベンチュリンは化学組成(化学成分)が全然異なっています。
アベンチュリンは、三方晶系と呼ばれる結晶の性質を持っています。しかし、三方晶系(※2)は六方晶系(※3)に属するという考え方も多く、鉱物や宝石の専門書でも意見の分かれているところです。そのため、ここでは六方晶系もスペックに記載しています。
※1 フォールス・ネーム(false name):間違えている名称を意味していて、見た目が類似していることより価値の高いとされる宝石名をあえてつけることにより、世界の消費者に高価認識を覚えさせる目的があります。またこれを転用して、“価値が高騰している宝石のように美しい”といったことを売りにしていく目的で、通称として使用される例もあります。(例:ハーキマー産水晶=ハーキマー・ダイヤモンド)
※2 「三方晶系」とは:隣りあった面同士は異なる大きさの結晶で、同じ結晶はひとつおきに現れます。結晶軸は同じ平面内に3本が同じ長さで120度に交わり、1本は違う長さで直交している軸が3回回転軸を持つ結晶系のことです。
※3 「六方晶系」とは:隣りあった面が同じ大きさの結晶となります。結晶軸は同じ平面内の3本が同じ長さで120度に交わり、1本は違う長さで90度に直交している結晶系のことです。
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グリーン アベンチュリンを中心とした“アベンチュリン効果”のあるクォーツァイトは、特にパワーストーンやヒーリングジュエリーの分野で人気です。
フックサイト(クロム白雲母)は、クロム成分を有することで、きれいな緑色に発色します。そのため、フックサイトを多く含むグリーン アベンチュリンは鮮やかな深緑色になり、アベンチュリン効果の大きいものは、高値となります。
※雲母の結晶は、平行に内包することにより、アベンチュリン効果がでます。そのため、フックサイトが内包されたとしても、結晶がバラバラになっている場合にはアベンチュリン効果が大幅に下がり、場合によっては見ることができなくなります。
パワーストーンとして流れている石の中には、クォーツァイトを染色した石が、多く見られます。特に「オレンジ アベンチュリン「レッド アベンチュリン」との名前が付けられている、鮮やかなオレンジ色の石は、ほとんどが染色のものです。石を粉末上の粉にし、再度固めていく前にアベンチュリン効果を出していくために、キラキラとした物質が添加している石も時折見られています。
また、アベンチュリン効果のまったくないクォーツァイトを、アベンチュリンとして販売しているケースも多く見られます。もちろん、これらは宝石としてのアベンチュリンではありません。しかし、パワーストーンとしての価値は、名称自体と鉱物としてのパワーを重要視することから、アベンチュリンと同じ化学成分であるクォーツァイトからできたこれらも「アベンチュリン」と総括して呼んでいるようです。
宝石としての、“アベンチュリン効果のあるクォーツァイト”をお求めになりたい場合には、確認されることをおすすめします。
日本で一般的な5月の誕生石には、「エメラルド」「翡翠」があります。また、イギリス式の「クリソプレーズ」を採用しているところもあります。これらの中に、アベンチュリンは入っていませんが、パワーストーン業界(ショップなど)では、アベンチュリンを5月の誕生石と言われている店舗もあります。
グリーンアベンチュリンとはグリーンアベンチュリンで多少のフックサイトを含んでいてもバラつきがあったり、キラキラとしていないと「グリーンクォーツァイト」となってしまいます。
ピンクアベンチュリンと呼ばれるクリスタルです。キラキラとしたアベンチュリンレッセスが確認できなければ、鉱物名は「ピンク・クォーツァイト」となります。白雲母(モスコバイト)が入っているため、モスコバイトとして販売されることがありますが、モスコバイトは白雲母自体のことです。
本のアベンチュリンのホワイトです。ホワイトアベンチュリンにはこのようキラキラと輝く雲母が入っています。特にこのホワイトタイプは美しくて、ピュアな波動があります。
アオライトアベンチュリンは、透明感があるアイオライトの中に、赤いアベンチュリン・レッセンスがキラキラと光ります。こちらは、幻想的な趣で、まるで夜空眺めているようです。このタイプのアイオライトは、アベンチュリンのような輝きを放つため、特別に「アイオライトアベンチュリン」などとも呼ばれます。
オールナチュラルでまぶしいほど輝素晴らしいアベンチュリンです。最初、このシャイニングアベンチュリブレスレットを見たとき、人工石か、まったく違う鉱物だと思いました。もしも本物だったとしたら、大変貴重ためとりあえず綺麗なものを全部買い入れたものです。シャイニングアベンチュンのこの艶は研磨が良かったために生まれた艶で、この全珠に見られる素晴らしいレッセスは奇跡の輝きになります。
アベンチュリンの大きな特徴は、リラックス作用です。他の石のなかに含まれる開和力をより引きだす力があります。また、アベンチュリンには鉄成分など混ざっているため、光の反射によりキラキラと輝くのが特徴ですが、同様に他の石の潜在能力をより輝かせくれるサポートする力もあります。そのためどの石にも調和しやすい石です。
アベンチュリの商品でよくみられるはグリーンとピンクの2色で、効果がそれぞれ異なります。グリーンアベンチュリンは、かってヒスイ(翡翠)の代わりに使われていたように「魔法の石」のような力があります。偶然や幸運を引き起こすので、ギャンブルや物事がこじれてしまいそうなときに持ち合わせると良いでしよう。ピンクアベンチュリンは、そこに「水の気が加わり、心身に蓄積された老廃物を排除し、運を良い方向ヘと導くといわれています。
古代チベットでは洞察力を高める石とれ、仏像の目の付近をアベンチュリンで飾りつけていたといわれております。また精神のバランスを保て、感情を安させる効能があったとも伝えられています。日常的に身につけると偶然やツキを呼込むのに効果的なのです。是非、ご自身にあったアベンチュリン見つけ出して見てください。
今回は現在人気が高まっているアベンチュリンについてご紹介しました。ダイヤモンドなどのような高額なものではありませんがその分お手軽に自分の気になったデザインや大きさのものを手にすることもできます。ぜひ自分の気に入ったアベンチュリンを探してみてください。
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