2024/04/07
珊瑚の種類は「赤」「白」「桃」「黒」と色で分けられているように、単純に色味によって珊瑚の種類は見分ける事ができます。白珊瑚や黒珊瑚は簡単に見分ける事ができますし、桃珊瑚も色味で容易に見分ける事ができます。しかし、「血赤珊瑚」と「赤珊瑚」となると見分ける為にはもう少し詳しく知る必要があります。
赤珊瑚と血赤珊瑚の見分け方のポイントは「カラーグレードによって見分ける」という事です。血赤珊瑚と赤珊瑚は「赤の色味ランク」によって種別されるので、血赤珊瑚を分かりやすく例えると非常に質の良い赤珊瑚なのです。珊瑚の価値を知るには最終的には鑑定士のところに持って行くのが一番ですが、自分自身で判断できるポイントもございますので是非お試しください。それでは赤珊瑚と血赤珊瑚のカラーグレードについて見分け方をチェックしていきましょう。
【赤珊瑚のカラーグレード】
赤珊瑚のカラーグレードは「色味・色ムラ・ヒ・フ・白濁・キズ」などの点を、5段階で評価します。Sを最上級とし、S>A>B>C>Dの順にランク分けされます。一般的に「血赤珊瑚」は5~4まで(A以上)のカラーのことを指します。
【S】傷や色ムラがなく、光沢面での欠点が肉眼では確認できないもの
【A】わずかな傷や、色ムラ等の欠点があるものの、肉眼では容易に確認できないもの
【B】傷や色ムラなどの欠点が、肉眼で確認できるもの
【C】クラックが、やや目立つもの。傷や色ムラが肉眼で確認できるもの
【D】クラックや色ムラ、傷等の欠点が明らかに目立つもの
宝石珊瑚の色幅は広く、暗い赤色から淡いピンク色まで多岐に渡ります。その中でも、最高級品と称される珊瑚は、「血赤珊瑚(チアカサンゴ)」と呼ばれるもの。赤黒い、血のような色味をしています。特に、高知県、近海(土佐湾)で採れる血赤珊瑚は、世界的に大変希少な、最高級品となります。
【珊瑚のカラーグレード要素:色ムラ】
珊瑚は「フ」や「色ムラ」がなく、単一な色調のものほど美しく価値が高いとされています。ですので、白濁があったりマーブル模様のような珊瑚は高値が付きづらい傾向にあります。
・「フ」とは
「フ」とは、日本産・赤珊瑚に見られる、白い斑点や、模様のことを指し、この「フ」は人間で言う骨の部分当たります。色ムラがないほど珊瑚は美しいと評されるため、丸玉であればフの部分に穴を空け、ジュエリーに加工する際にも表面にはフが見えないようにします。「フ」は日本産・赤珊瑚にしかなく、地中海産・赤珊瑚にはありません。このことから、日本産・赤珊瑚の証とも言われ、地中海産・赤珊瑚との識別の目安にもされます。「フ」のない日本産・血赤珊瑚は最高級品と評されます。
【珊瑚のカラーグレード要素03:くぼみ、傷】
天然珊瑚は、自然界で作り出されるもののため、表面には僅かな傷や、凹みがあります。この傷穴や、くぼみ、凹みなどがなく、艶やかなものほど価値が高いと言われています。
・虫食い珊瑚
海の中で、倒れた珊瑚は時間の経過と共に、色があせ、穴が開き、風化していきます。この現象のことを「す」「虫食い」「枯れ」と言い、このような珊瑚のことを「虫食い珊瑚」と言います。この反対に、海の中で生きていた珊瑚のことを「生木」と言います。生木の珊瑚に比べると価値は低くなります。
・「ヒ」とは
珊瑚を評価する際に使用される「ヒ」という言葉は、クラック(ヒビ)のこと。珊瑚は、深海底から引き上げて採取する際、水圧の差で、採取時にヒビが入ってしまうのが原因です。
珊瑚は、きちんとお手入れすることも大切。特に買取では、その珊瑚が天然か偽物かであることだけでなく、日頃のお手入れの有無、コンディションも査定価格に影響してきます。天然珊瑚は一度変色してしまうと元に戻すことはできません。いくら希少価値の高い珊瑚であっても、人工的な傷や汚れは、その価値を一気に下げてしまいますので、ご注意してください。
お風呂や温泉、プール、調理時は、珊瑚ジュエリーを必ず外しましょう。珊瑚の主成分は「炭酸カルシウム」という成分で、酸に溶けやすい性質を持っています。そのため、人間の汗や、果汁、お酢は珊瑚にとって大敵となります。保管するときは、密封できるビニール(ジップロック)などに入れて、他の宝石とは別に保管しましょう。傷と風化を防ぐことができます。
珊瑚や赤珊瑚に限らず、ご自宅にあるお品物の多くはご売却する事が出来ます。処分にお困りの物や買取してもらえるか不安な物などありましたら無料相談もしておりますので、お電話または最寄りの「買取大吉」各店へお越しくださいませ。お客様の大切な商品一つ一つ丁寧にご査定させて頂きます。もちろん、査定のみでも大歓迎です。少しでもお力になれたらと思っておりますのでぜひ、「買取大吉ゆめタウンサンピア」へお越しください。皆様のご来店、従業員一同心よりお待ち申し上げております。
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